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ダイ・ヴァーノンのトップパーム

このブログで最初にパームの説明をしたのが、2008年の11月5日ですから、随分昔の話です。

http://magic.goodmen.jp/2008/11/post-23.html

その時は、自分なりに身に付けたトップパームをご紹介したのですが、その後自分のテクニックを再チェックする機会があって、Vernonの名著、「Further Inner Secret of Card Magic 」を読み直し、自分がいかに雑に読んでいたか、を反省する事態となりました。

で、やっぱりヴァーノンの方法の合理性は紹介しておかなくちゃ、と思い、メルマガでテクニックのおさらいや練習のチェックポイントを紹介するショート連載企画があったときに、ヴァーノンのトップパームを解説したんです。これが2010年10月のことでした。

それからさらに時は流れ・・・・、

カードマジックサロンで「温故知新(古きを訪ねて新しきを知る)」特集をした際に、高木重朗先生の名著「カードマジック(東京堂出版 1987年)」を紐解く機会があって、あれこれと読んでいたら、ナントナント!ここにヴァーノンのトップパームと同じ原理のものが、6ページに渡って詳細に解説されていることを初めて知ったのです!
ここにはヴァーノンのトップパームとは一言も書いていないのですが、自然に見せるための考え方と右手にカードを入れるメカニズムは正にヴァーノンのトップパームです。

恥ずかしながら、手元になる本に素晴らしい基本テクニックが紹介されていたのに、自分なりの方法で満足していた時期にあって、これも長い間見逃していたわけですね。

という背景があって、ブログのタイトル名に恥じないよう、「トップパーム」のひとつ方法を、キチンとご紹介しなければ、と思い、一昨年のカードマジックサロンから転載することにしました。

こちらの方が練習は必要ですが、はるかに自然なパーム動作になります。
以前の(2008年にご紹介した)方法も一例ですが、そこでパームに慣れてきたら、一段質の高いテクニックとしてヴァーノンのトップパームに挑戦してみてください。

以下、カードマジックサロン Vol.34 (2010/10/24) より・・・・・・、
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パームについてご紹介したのは随分昔のことと記憶していますが、最近になって、はたして良いパームとはどのような形であるべきかさ自問することになり、やはり悩んだ時は師の書をひもとくのが一番と、Dai Vernon のFurther Inner Secret of Card Magic を何年ぶりかに開きました。

読んだ気になっていたのですが、英語が未熟だったこともあり面倒な部分は読飛ばし、実はヴァーノン先生の教えを全然消化していなかったことに改めて気づきました。

この本の第7章に、Palming と題して様々なテクニックが紹介されているのですが、章の初めに、こんな事が書かれています。

「この本が一貫して強調していることは、アクション(振る舞い)の自然さがカードマジックにおいて非常に重要なことだが、パームに関してはこれが一層重要になってくる。

パームを行なう際に必要な動きに、論理的な説明が必要なのである。パームのアクションは明確で、自然で、論理的でなければならない。パームが完了した後も、その手がパックから離れていく理屈がねければならない。」云々と・・・・

あとは映像での解説に委ねますが、恐ろしいまでの自然さへのこだわりは、ヴァーノン・タッチの真髄に触れる思いがします。

トップ・パームの一種である、ワンハンド・パームについても触れていますが、テコの原理でカードを右手の中に入れるという、Vernonのトップパームのコツがつかめれば、悲観的なまでに難易度の高いテクニックではなくなると思います。 

これが出来ないと致命的だという様な代物ではありませんが、是非練習してみてください。


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