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何故クラシック・パスにこだわるのでしょう?

クラシックパスはカードマジックのマニアと言われる方なら、完全に習得したい技術のひとつだと思います。

完全な習得という基準は恐らく、お客さんが何の違和感も感じることなくパスを完了させる、ということなのでしょう。

では、その効果はマジックの演出におけるどんな場面で効果を発揮するのでしょう?

仮にそれはコントロールだとしましょう。 

コントロールにクラシックパスを使うのは間違いとは言えません。

しかし、クラシックパスの最大の不自然さである、右手でデックを覆いデックを前後、あるいは上下させる動作がある限り、お客さんからは「何かやったな?」と見えるに違いありません。

この映像の2番目の事例(インビジブル・デック)にあるように、ダブルカット・コントロールの方がカードを混ぜている行為の中で行われるコントロールなので、より自然だと思います。

ちなみに、この時はダブルカットを敢えて少々乱暴にしたので、左手親指側にブレークが露出する結果となりましたが、マニアの友人に見せたところ、そのブレークからカットされていないように見えたので、「ダブルカット・コントロールを知っている自分には不思議に見えた」と、意外な効果がありました。

パスの話に戻りますが、一番目の演技で紹介している「リフルパス」はクラシックパスの応用形になりますが、敢えてお客さんの目をデックを覆う両手に注目させて行うテクニックなので、コントロール以外に使用されるパスの典型になります。

(映像はカメラアングルの関係から「見え見え」のパスになりましたが、もう少し上の角度から見せるのが理想です。)

実はこの2つの演技は、お客見せた時の反応は同じくらい不思議がられるという結果になっています。むしろインビジブル・デックの方がお客の受けがいいのです。

見えないカードを持った右手を返してカードみるジェスチャーをして、「クラブの3・・・ですが・・・当たってますか?」と演じた時の「えっ?」という反応は、リフルパスでエースが表向きに出てきた時の反応より大きい感じがします。

リフルパスの方は、「お見事!」という意味の「えっ?」であって、フラリッシュを見せられている感覚なのかもしれませんね。

 「不思議さ」をかもし出しているのは、本当に古典的なセルフワーキング・マジックの方なのです。

色々書きましたが、言いたかったことは「使うテクニックの難易度とお客さんへの受けは必ずしも強い相関は無い」ということです。

4月の有料メルマガで取り上げた映像から演技編を抜粋しました。 

皆さんの目にはどう映ったでしょうか?

 

 

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